2017年03月22日

中村恵卒業公演《よわいちから》が朝日新聞に掲載されました

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千葉)部員1人、感謝の卒業公演 成田国際高の中村さん
岩城興2017年3月22日03時00分

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 部員1人ながら2年続けて関東大会に進んだ県立成田国際高校演劇部3年の中村恵さん(18)が、25日に成田市で卒業公演を開く。上演するのはオリジナルの新作「よわいちから」。周りに支えられ活動してきた中村さんは「感謝の気持ちで演じたい」という。

 同高校の視聴覚室、文化ホールにはセリフと笑い声が連日響く。中村さんのほか、助っ人の同級生佐伯(さいき)七海さん(18)、卒業生の大西一希さん(21)=日大芸術学部3年=らだ。

 上演作は、出演者4人がそれぞれ実体験を語る形で話が進む。いじめられたり、振る舞いが周りから浮いたり。自分の「弱さ」にそれぞれ向き合い、ともに演出を考えてきた。

 ただ、悩みや苦しみもユーモアを交えて演じる。「弱い者いじめや自己責任論がはびこり、社会が息苦しい」と顧問の伊三野(いさの)友章教諭(54)。「弱さ、もろさ、傷つきやすさの復権をめざし、それらが持つ『力』を表現できれば」

 中村さんは1年の夏、同級生2人が退部して部員1人に。公演の度に部外の生徒に裏方や役者を頼み、上演にこぎつけた。力を貸してくれた人は30人を超え、2014年度、15年度と高校演劇の関東大会へのキップをつかんだ。

 自称「コミュ障」(コミュニケーション障害)。自分の思いが伝わらなかったり、相手の意図がのみ込めなかったり。だから「お願いするのも指示するのも大変です」。それでも「演じることで役柄の新鮮な考えや行動を体で感じる、そんな演劇が好きなので」という。

 軽音楽同好会だった佐伯さんは昨年度の発表会にも出て、中村さんと関東進出を果たした。「相手を思いやれるようになるなど、お手伝いすることで自分が変われました」。今回「最後にまた同じ舞台に」と自ら出演を申し出た。

 部には昨春、新入生4人が入ったが、今も残るのは赤尾千夏さん(16)だけ。弱小のままの3年間だけど、中村さんは「かえって多くの人たちに支えられ、つながりが増えた」と「弱さの力」を実感する。後輩に「気楽に、自然体で。私も力になりたい」とエールを送る。4月から多摩美術大学(東京)の演劇舞踊コースで、俳優をめざす。

 卒業公演「『よわいちから』弱小演劇部による弱虫宣言」は25日午後2時開演、成田市公津の杜4丁目の公津の杜コミュニティセンターで。中村さんが1人8役を演じてきた、震災と引きこもりがテーマの「繭(まゆ)の中」も最終上演する。入場無料。問い合わせは同高校(0476・27・2610)へ。(岩城興)

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posted by コモン at 09:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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